
Pacific Green Energy
2018年の設立以来、53MW以上の太陽光発電所を展開し、今後は100MWを超える計画を進めている Pacific Green Energy(PGE)。全国に約200ヶ所の発電所を抱えながら、わずか5名のO&Mチームで効率的に運営を維持しています。どのようにして限られた人員で高い運用効率を実現しているのでしょうか。今回は台北市東区のオフィスで、O&Mマネージャーの一朗氏とO&MスペシャリストのJulie氏にお話を伺いました。
画像は太平洋グリーンエネルギー提供です
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データ解析で微細な異常も見逃さない
「毎日のPR値と発電量の履歴を比較することで、設備の健全性を把握し、大きな損失を防ぐことができます。同じ発電所の年ごとの発電データを比較することもあり、データの追跡性は非常に重要です。」と一朗氏。
彼はPHOTONのレポートから異常発電を見つけ出し、インバーター解析やMPPT発電曲線の比較で原因を突き止めています。
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AIが発電所を常に最適化
O&Mチームの専門知識に加え、PHOTONのAI解析が強力なサポートとなっています。最適なタイミングでモジュール洗浄を通知し、発電効率を最大化。さらにAIが膨大なデータを解析し、異常機器を正確に特定。カスタマイズ可能なしきい値により、誤報も大幅に削減されます。これにより、長期的な運用戦略の改善や突発的な故障リスクの低減に大きく貢献しています。
報告書も自動化、手作業から解放
Julie氏にとって、PHOTONの自動レポート機能は業務効率を大幅に改善しました。導入前は、投資家や社内外への報告資料をまとめるのに毎月数日を費やしていましたが、現在では数クリックでレポートを生成、さらにはクライアントへ直接メール送信することも可能です。手作業の時間を削減し、より高い生産性を実現しました。
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「PHOTONは非常に使いやすく、イベントアラートやAI診断の精度は90%以上。発電所の問題特定にかかる時間を大幅に削減できました。」
– 一朗氏(O&Mマネージャー)
thingnarioは、AIと自動化によるデータ解析と情報処理を通じて、Pacific Green Energyが少人数でも発電所を効率的に維持できるよう支援しています。今後もユーザーの声に耳を傾け、PHOTONを進化させ続け、最適な太陽光監視ソリューションを提供していきます。